「旦那は、こんなにピストン出来ないだろう」
自慢げに、高速でピストンする今野。
バスルームには
パパパパンとやむことの無い破裂音が響き渡る。
哲夫が見たら、
「あんなに乱暴なセックスされてかわいそうだったね」
くらい言うかもしれない。
そう思うと悔しくなり、余計な事を口走る。
「あああっ。こういう乱暴に突かれるのも、たまには良いの。
今野くん。気持ちいい。」
演技でもあるし、本音でもある。
「旦那とのセックスなんて、
俺が忘れさせてやるよ。
俺のペニスの奴隷になれ。」
「ああっ。うん。
もう旦那となんてセックスできない。」
バスルームに響くリズミカルな音が加速する。
10分くらいだと思うが、
これだけのスピードでピストンすれば
ペニスはもう限界のはずだ。出したくて仕方が無いだろう。
「旦那は、
まさかセックスまでされてるとは思ってないだろうな」
今野はいつも勝ち誇ったように言う。
「ああん、どうなんだろう。
分かってるような気もするけど。
私達、自由なカップルだから。」
「自由なカップルなら、
よそでセックスしてていいのかよ。」
今野は強く打ち付ける。
「ああん、外でセックスするほどに、哲夫の顔が思い浮かんじゃうの。」
「俺のチンポで忘れさせてやるよ。膣に出すぞ。」
「ダメよ。外に出して。」
「ダメだ。中に出したい。真子の中に出したいんだ。」
「ダメよ。」
これもとんだ茶番劇。
今野は絶対に中には出さない。
そんな勇気は無い、打算的な男。
「うっ。イクっ。」
今野は勢いよく、
ペニスを引き抜くと、
真子を振り向かせ肩を強引に押して、
バスルームの床に跪かせる。
「口を開けて。」
「うん」
真子が口をあけて舌を出す
そこへ勢いよく、
びゅっびゅっと二回ほど精子をだした。
真子はそのままいつものように、吸い付く。
「さきっぽに残った精子もらうね。」
スポッと音を立てて吸い取る。
快感で今野は身震いする。
「真子ほど、
俺の所有欲を満たしてくれる女はいないよ。」
今野は満足そうだ。
「ありがと。
私も今野くんに求められてうれしいわ。」
今野は、先に一人シャワーを浴びると
「先に出てるから。」
と部屋に戻った。