束縛しあう二人#3|実話ショート

ショート「束縛し合う二人」#1 #2 #3 

真子が広いホテルの浴室でシャワーを浴びていると、

ドアが開いて今野が裸で入ってきた。

「待ちきれなくて、来ちゃったよ。」

今野は若い時はそれなりに活躍したプロのサッカー選手だ。

日本代表にも選ばれたこともある。

だからこそ、引退して10年もたった今でもサッカーに関わる仕事を出来ている。

今だってしっかり鍛えている。

黒く焼けた体、腹筋が目に入った。

固く鍛え上げられているお腹を見ているだけで

真子は幸せだ。あそこが熱くなる。

こんなにいい男が私を求めてくれている、

というだけで、幸福になるのだ。

「やめてよ。はずかしいわ。」

そうは言うが、この強引なところ、

ストレートに私を求めてくれる。

夫の哲夫のように何でも察して、面倒みてくれる男も好き。

だけれど、こうやってたまに日本に帰ってきた時に、

ただ自分の性欲をぶちまけたいためだけに、

悪びれもせず私を呼び出す、

そういう男も、好きなのだ。

イケメンの雑な愛撫。束縛しあう二人#4

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