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テレワークは快感クラブ#1/実話ショート

テレワークは快感クラブ #1 #2 #3

春休みになり子ども達が家にいるので妻の靖子はいらだっていた。

「ねえ、ケンくんちょっとは子ども達の面倒みてくれない?!」

夫のケンは部屋に籠もってパソコンとにらみ合っていた。

「えー。俺だってさっきまでケンジの宿題見てたよ。次は靖子の番だろう。」

「今日夕方から重要なテレビ会議もあるし、準備もしないといけないのよ。もう限界なの。」

「俺だっておんなじだよー。勘弁してくれよ。」

そこへ長男のケンタがチラシを持って走ってきた。

「ねえ、パパとママ、ここいってきたら?」

「なんだこれ?」

「快感クラブ?」

「最近近所にできたネカフェらしいよ。ポストに入ってた。」

靖子とケンは顔を見合わせて

「これだ!」と意気投合した。

「その代わり、僕ら兄弟はもう今からゲームはじめていい?」

「特別に宿題もおわったし、今からゲームし放題でオーケー。

今日だけだぞ。お父さんとお母さんはちょっとここで会議してくるから。」

そう言って二人は家を飛び出した。

快感クラブで二人はそれぞれに2部屋を隣あわせにかりた。

そしてそれぞれの部屋にはいって荷物を置いた。

その後、ノックの音がしてケンがドアをあけると靖子が立っていた。

「遊びに来ちゃった。」

「なんか独身時代に戻ったみたいだね。狭いところだけど、上がっていいよ。

ただし、独身の男の家にあがるって、覚悟はあるよね?」

「何いってるのよ。もう。こっちはフルフラットなんだね。寝れそうね。」

靖子は転がって見せた。

「靖子の部屋は椅子の部屋だったんだ?こっちはフルフラットだから一緒に寝っ転がれるよ。きれいだし、静かだね。」

「そう静かだよね。さすがテレワークできるだけあって。防音みたいだね。ちょっと隣の部屋で大きい声だしてみてもらっていい?わたし、この部屋で待ってて聞いてみるわ。」

ケンは部屋からでて靖子の部屋へいった。

そしてケンは大きな声で「セックスしたーい」と叫んだ。

しかし何の返事もない。ドアがノックされた。開けると靖子が戻ってきた。

「何にも聞こえなかったよ。なんていったの?」

「セックスしたーい、って叫んだよ。」

靖子は照れてケンを小突いた。

「もう、バカっ💖ホントにしたいの?」

「うん、したい。」

「でもだめー、これから会議だから。」

靖子はベロを出す。

「ちょっとドリンクとってくるね。」

「わかったよー。」

ケンはそういったが、そのまま靖子の部屋に残っていた。

彼には作戦があった。部屋の机と椅子の下に隠れた。

靖子が戻ってきた。

「あれ?ケンくん部屋に戻ったのかな?あ、それより会議会議。」

靖子はパソコンを開いて会議の準備をすすめた。

そしてテレビ会議がすぐにはじまった。

「今日は自宅じゃないんですね?」

男性の声が画面から聞こえた。

靖子の仕事相手なのだろう。

「そうなのよ。子どもがうるさいからテレワークのブースを借りに来たの。」

「そういうの流行ってますもんね。」

若い男の前で、靖子の声はいつもよりワントーン高いような気がして、ケンは少しイラッとした。

そしておそるおそる手を伸ばして、靖子の太ももをなでた。

「ひっ!」

靖子が驚いて声をあげる。

「どうしました?」

会社の男が心配する声がきこえる。

「ちょっとふざけないで」

「え!す、すみません。僕なんかしましたか?」

「あ、ちがうの良くんじゃないの。」

良というのか。とケンは思っていた。

そういえば、良くんの話はこれまでも家でなんどか出ていたようなきがする。

一緒に出張にいった相手も良くんといっていたような・・。

「また、今日も何か僕がしてしまったのかと思って。」

「違うわ、ちがうの。」

靖子は、下を向いた。

ニヤニヤしたケンが椅子の下に隠れて、太ももをさすっている。

なにか口をパクパクしておそらく非難しているようだ。

今日はよりによってスカートで着てしまった、と思っていた。

もちろん、このあとのことを想定してのことではある。

しかしこんな状況は想像していなかった。

夫は、まさにスカートの中に手を入れてパンティの隙間にゆびをのばした。

「あっ。ああっと。あの、あれ。あのことどうなったっけ?」

あそこを触られた靖子は、思わず声が出てしまう。

それを無理矢理ごまかす。

「あのことって、もしかしてこないだの出張でのことですか。僕は誰にも話してませんよ。」

靖子がビクッとしたことがわかった。夫の手が止まる。夫が静かに話を聞いている気配が靖子にもわかった。