6月10日発売「るりの官能体験〜ハプニングバー、カップル喫茶、混浴温泉、Tinder」

満月の夜に|ショート

「満月の夜って特別だよね。」

長い黒髪が美しい女、由美子が振り返りながらいう。

月明かりに照らされて、面長で美しい白い顔がもっと白い。

神秘的なきれいさである。

くすんだ緑色の薄布のワンピース一枚でも寒くない、初夏の満月の夜。

大きな池の周りを二人は散歩しながら歩く。

遮るものもなく、池には大きな丸い月が反射している。

「俺、ずっと秘密にしてたことがあるんだ。」

由美子を見上げるように男がいう。

背が高い由美子が、今日は背の高いヒールを履いている。

背が低い方の明は、彼女の顔を見上げなければいけなくなった。

「どうしたの?明。」

由美子がのぞきこむ。

「俺は、俺は・・・。」

明はうつむいて、ブツブツいっている。

そう思ったかと思うと、由美子に抱きついた。

そして、薄布のワンピースを思いっきり破いた。

「きゃーっ、何をするの、明!」

由美子の美しい下着があらわになった。青白い体は、ほっそりとしているが

お椀のような膨らみをもち、腰のあたりはひょうたんのようくびれている。

白い下着が月夜にまぶしい。

「満月の夜に興奮する、オオカミ男だったんだ。」

強引に由美子を抱き寄せると、キスをしようと迫った。

しかし、由美子は顔を背け逃れる。

「やめてっ。何を考えてるの。怒るわよ。」

下着姿の由美子は、明を押しのけた。

明は全身が毛むくじゃらになっている。

「私も、秘密にしていたことがあるの。」

明は、予想外の展開に驚く。

「俺がオオカミ男だったことに驚かないのか?」

由美子は、オオカミの顔になった明をまっすぐみて、

眼を見開いた。すると、由美子の目が満月の下で赤く輝いている。

「私、吸血鬼だったの。」

由美子は、明に覆い被さるように抱きつくと、首の後ろからかみついた。

「ひっ」

明の全身を快感が走った。

「何これっ!」

「吸血は、射精を超える快感を味わえるのよ。このまま死ぬまで射精しつづける感じかしら。」

由美子は、明の血をすっている。

「ううっ、気持ちいいい、気持ち良すぎる、でも、一度くらい、セックスしたかった・・・。

このまま、死んでしまうなんて・・・。」

由美子は、血を吸うのを止める。

「しょうがないわね。」

オオカミ男のズボンに、ヒールのつま先をひっかける。

そして勢いよく下に足を下ろす。

ズボンが破けて、オオカミ男の下半身は裸になった。

毛むくじゃらの体の下に、小さく赤いペニスが見えた。

「それ、挿入るかしら?」

由美子はその場に立ったまま、ガニ股に脚を開いた。

「挿入れて。」

明は、ふらふらになりながらも由美子に抱きつき、つま先立ちになって、

腰を思いきり突き出す。

しかし、腰の高さが身重差、ヒールの高さも相まって

まったく届かない。

由美子は、また首筋にキスをして吸血しはじめた。

「あっ、あっ、出ちゃう。」

明のペニスからは、びゅびゅっと、リズミカルに精子があふれる。

「あったかい。太ももに、明の精子かかってるよ。でもちょっと私のアソコには届かないみたい。

さよなら。」

由美子が思いきり最後のキスをした。

「ああっ。」気持ちよさそうな吐息を残し、射精しながら、オオカミ男の明は干からびて、

その場には、オオカミの毛皮だけが残った。