関根の処女 満月の乱交 #1

満月の夜の変態バーに関根とマスター。

マスターは温かいお茶を出す。

出されたルイボスティーを飲みながら関根はスマホを眺める。

「明里ちゃんがこんなことをねえ・・・。どういう心境なのかしら。悪い娘には少しお仕置きが必要かもしれないね。」

「どうしたんですか?関根さん」

「いや何でもない」

関根がスマホを置き遠くの時計に視線をずらす。

「満月の夜だからなあ。」

マスターが微笑みながら

「女性でもオオカミになるんですか?」

「男も女も満月の夜は関係ないものなのよ。誰だってセックスしたい夜はある。そんな時、ぼく達にできることは・・・。」

「出来ることは?」

「思いっきりセックスすること。」

「そうですね。楽しい夜になりそうですね関根さん。」

「そうだなぁ。ただ・・・。

久しぶりに1対1でセックスすることになるのかなあ。緊張しちゃう」

「またまた。たまにやってるじゃないですか」

「たまにだよ。ほんと。たまたま。金玉だけに。」

「関根さんが避けるからでしょ」

「だって恥ずかしいし。勃たたないかもしれないし。僕、ゲイだからチンチンがもう一本無いとダメなんだよね」

「関根さん、挿入できるようになったんですか?」

「いや、僕は見るだけ」

「それじゃノンケですよ。関根さんも開きましょうよ。前立腺のドア。」

マスターがカウンター越しだが一回り大きくなり迫ってくる。

「あ!マスターっ。もしかして満月の夜だから興奮してる!?やめてよ。スタッフが客を食うのはこの店で御法度よ」

「今は関根さんしかいないし。関根さんなら黙っててくれるでしょ」

「やめて!僕の処女奪わないで!」 カランコロン、イチャイチャする2人の中年男の会話を遮るようにバーのドアが開いた。

連載「満月の乱交」

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