私3Pがしてみたいんです。変態はバーにいる#3

変態はバーにいる #1 #2

「あ、あの一つ空けて座ってもいいですか?」

裸の男、関根が応じる。

「どうぞ、お好きなところに。」

「ええと、スタッフの方ですか?」

リサは異様な裸の男に警戒する。

「スタッフはカウンターの中にいるマスターです。私はただの客ですよ。」

リサは、カウンターの前にあるハイチェアーを引いて腰掛ける。

「ドリンクのメニューはこちらです。お好きなものを。」

ちょっと、このままじゃ気圧されて、そのまま帰ることになるかもしれない・・・。

「お、お酒を下さい。何か、飲みやすいけど弱く無いのをください!」

ちょっと声が大きくなってしまった。恥ずかしい。

マスターはにこやかに

「では、カシスのリキュールをちょっと多めにして、ルイボスティーで割った当店の人気ドリンクはいかがですか?」

「はい!それでお願いします。」

勢いよく答える。

「カシスルイボスはこの店の常連がよく飲むドリンクなんですよ。だからおいしいですよ。」

裸の男は、こちらを見るでも無く、

そっけなく答える。

「ええ、、、と。あの、どうして裸なんですか?」

「ここでは、裸が本来の正装なんです。」

「え!そうなんですか?」

思わずマスターの方を見る。

「皆さん、お好きな格好でお楽しみいただけるのがこのバーの特徴です。」

「マスター、そんなこと言わないでよ〜。裸になろうよ〜みんな〜。」

裸の男はすねている。

「昔は、そういったパンツ姿の方が多かったらしいですが、今は絶滅危惧種です。」

「はい、そうです。生きた化石、絶滅危惧種の関根です。絶滅危惧種と言えば、もうここで3Pする人もほとんどいなくなったからね〜。ダブルでレアですよ。」

「そうですねえ。男の子も照れて、男同士でチンチン見せたく無いって人多いですからね。」

「軟弱だよね〜。ちんぽ同志ぶつけてみろ、っていうの。」

裸の関根とマスターは談笑している。

「3Pの人が少ない・・・?少ないんですか!?」

リサが前のめりになって二人に聞く。

「絶滅危惧種だよ〜。ところで、お客さんのお名前は?」

「あ、わたしはリサです。リサ。今日は、社会科見学にきました。あの・・・、大人の社会に。」

「ふーん、社会科の中でも何を学ぼうと?」

「えっと・・・。コミュニケーション学というか、実践というか。

うーん、ズバリ、3P、3人でしてみたかったんです。それでこんなおばさんが恥じらいも無く、

ここへ来ちゃいました。ごめんなさい!」

リサは、とうとうこの変態的な願望を告げてしまって耳まで真っ赤である。

このまま、押し倒されたり、乳首をなめ回されてこの二人に輪姦されてしまうんだわ。

もうおしまいだわ。穴という穴を塞がれるに決まっている。

こんなことを言ってしまったんだもの。

「あ、そうなんだ〜。いいね〜。いい人来るといいね〜。」

しかし二人はどこ吹く風で、

「次は、南の島にさ、変態を探しに行ってみようかと思ってるのよ。」

「関根さんいいですね。本島ですか?離島ですか?」

「うーん、分からんけど、両方かな?」

りさはそこに割って入る。

「ちょっとちょっと待ってください。私、3Pしたいって言ったんですよ。そこ食いついて、

ガツガツ私に詰め寄るところじゃないんですか?」

関根は、はっとしたように向き直る。

「あ、ごめんごめん。いや、今そもそも僕しかいないから〜。何にも出来ないな〜ってのと。

同い年くらいの僕なんかより、

きっと若い男の子に輪姦されたいんじゃないかなーと思って、

男の子来るの、祈ってたよ。ね、マスター。」

「はい。もうすぐ男の子来ますよ。リサさん、もう少し待っててください。」

ちょっと調子は狂うけど、リラックスできたことは確かである。

「私、とにかくセックス上手な人と3Pしたいんです。

若い男を食い散らかしたい訳じゃないんです!」

強い口調で訂正した。

「そうなんだ〜。それは失礼いたしました。じゃあ、男の子来たら私も頑張っちゃうね!」

「うーん・・・。考えさえてください。」

この裸の変な男とセックスできるだろうか。

ちらっと関根の裸を見る。まあ肌もきれいだし、体毛も薄い。

よく見ると引き締まっていい体かもしれない。

何かスポーツをやっているのだろうか。

リサは、マスターが用意してくれたカシスルイボスを飲み干す。

「あら。いい飲みっぷりね。マスター私にもいっぱいちょうだい。ただのルイボスティーを。」

「かしこまりました。」

その時、カランコロン。

玄関が開く音がした。

3人がぐっと振り返る。

その3人の強い視線を受けて、入ってきた客はたじろいだ。

「なんですか?そんな鋭くみないでくださいよ。」

長身のスーツの男が入ってきた。

「あ、いらっしゃい〜。待ってたよ〜ん。」

関根が猫なで声を上げて立ち上がり駆け寄る。

そして男の手を握ってはしゃいだ。

裸の男、関根は乙女なんだな、とリサは思っていた。

スーツの男は眼光が鋭くクールな男だった。

「関根さん、ちょっと座ってて。私、まだカバンも置いてきてないから。」

「ごめんごめん、トニーさんと会うの久しぶりだから〜。」

このトニーと呼ばれた男、ちょっとかっこいいかも。リサは子宮がうずいて熱くなった。

夫には秘密で来ました。変態はバーにいる#4