穴にいれるじゃんけん 変態はバーにいる #10

「ほらほら挨拶して」

関根がテツの手を引っ張って、リサとトニーが座るソファまで連れてきた。

そしてソファに座る二人のテーブルの前に、関根が正座で座る。

「え、ここに座るんですか?」

テツが立ったまま戸惑っている。

「そうだよ、僕らあとから来たんだから邪魔しないように、一緒に会話に入っていいですか?って聞くんだよ。すでにできあがってるペアには断る権利があるから。

もう、早くズボズボ始めたいのに、のこのこ邪魔しに来やがってこのインポ野郎、って女性が思ってるかもしれないでしょ?」

関根はリサの顔を見て、ねえ?という表情。

リサは無言でうなずく。

「私達、もうあっちの部屋にいこうかと思ってました」

「リサっ、さん・・・。」

それを聞いたテツが何か言いかける。

そして、関根の隣に正座して座り、小さな声でつぶやく。

「一緒に、すこし話しませんか・・・。」

関根はそれを聞いてニコニコしている。

「ね、みんなで話そうよ。新規同志、仲良くしようよ。ほら挨拶して」

「テツです・・・」

「リサです」

二人はちらっと顔を合わせたがその後、うつむきながらお互いに自己紹介する。

「このくだり、本当に必要なんですか?関根さん」

トニーが呆れた様子。

「いるでしょ!はじめてあった二人なんだよ。

しかし、リサさんその下着素敵ですね。まさかこんな変態の巣窟に、何で純白のレース下着。エロすぎて、頭おかしくなりそうですよ。テツさん、ねえ!?さっきぶっかけたいって言ってたよね」

リサがビクッとする

「え、ぶっかけたい、あなたが?」

リサはテツの顔を見る。

「あ、ああ、ええと。うん、リサにぶっかけたいよ」

テツの解答に、リサは目を丸くして見つめている。

すると突然、関根が立ち上がる。

「あー、どうしようかなーこまったなー」

困ったな〜、困ったな〜、と

その場でぐるぐると歩き回る。

「リサちゃんの穴は二つしか無いんだよ。口とマンコ。この店はアナル禁止だから。汚れるからね。店に迷惑かけるから。臭くなるしさ」

「あのー、関根さんいったい?」

リサもテツも困惑して、関根を見上げている。

「じゃんけんとか言い出さないでよ」トニーが言う。

「それだ!」関根は今思いついた!という風に、手を叩く。

「さすがトニーさん、じゃんけんだよ」

「じゃんけん、ですか?リサが聞く」

関根はリサとテツを交互に見ながら、

「リサちゃんの穴、争奪じゃんけん!勝った二人がリサちゃんを串刺しにする。

負けた一人は、オナニーまでは許す、ってことで」

リサもテツも目を見開く。

「待って、わたしまだ心の準備が」

「何言ってんだよ。ルーム行こうとしてたじゃん、準備できてるんだろ。この淫乱女」

「え、ちょっと」

関根の態度にリサは顔を真っ赤にする。

「トニーさんのチンポ咥えさせて、ってさっきから我慢汁くさいんだよ」

「もう、やめて、やめてください」

リサはうつむく。リサは罵倒されるのはまんざらでもないようだ。

テツははじめてみるリサの様子に心がざわざわとした。

「じゃあ淫乱は、誰のチンポでもいいからいれてほしいって事で、じゃんけんね。いくよ。最初はグー」

「え、本当にやるんですか?」

テツがトニーに聞く。

「彼は本気だね」

トニーがテツに諦めるように、と目で訴える。

「じゃんけん、ぽん!」

関根が天井を仰ぐ

「かーっ!淫乱は念が強すぎる、いきなり本命勝たせるんじゃないよ!」

トニーがグー、関根とテツがチョキ。

トニーが勝ち抜けた。

リサは、ほっとして微笑む。

「くそー、のこりの穴を賭けていくぞテツさん。じゃんけんぽん」

関根はチョキ、テツはパー。

「あ、やったー。勝った勝った!あの淫売を懲らしめてやる」

テツは、唖然として

「あの、本当に、妻とあなたたちはセックスする気ですか」

関根が人差し指を左右に振る、違うよ、という合図

「今、この変態バーには妻なんていない。

3Pしたくてしょうがないリサちゃんっていう、

セックスアピールに溢れる淫乱がいるだけだよ」

テツはリサの顔を見つめる。

リサもテツを見つめ返す。

「じゃあおいしそうなリサちゃん、いっただきまーす」

関根はソファに飛び乗る。リサを関根とトニーが挟む形、

その目の前で正座をして3人を見上げる、テツという形になった。

この続きは

8月14日発売の最新単行本「3Pされたい女〜じゃんけんで勝った二人が串刺し〜」に収録されています。

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